鉄道さんというより、きっと西武帝国の日々。
ゆりかもめたんと武蔵野で、今更ながら武蔵野お誕生日ネタ。
武蔵野は目を疑うように、何度も瞬きを繰り返した。
目の前には、いつものミニスカートで仁王立ちするゆりかもめ。
それはいい。
それはいいんだけど。
頭の上に。
巨大なリボンが。
それも目が覚めるようなピンク。
突っ込んだ方がいいのか、スルーするのがいいか。
答えは出ないまま、フリーズして固まる。
「今日、お前の誕生日だよな」
「そうだけど」
頷くと、ゆりかもめは偉そうに胸を張った。
「俺が誕プレだ。喜べ」
「…………」
「何だよ、その顔。せっかく俺がやらせてやるって言ってんのに」
ずいっと迫ってくるので、思わず腰を引く。
いや、だって、いつも一方的にやるじゃん。
そんな言葉は巨大なリボンの迫力に白旗を上げる。
イヤホンを耳に突っ込んで聞かない振りをしようにも、ポケットに手を入れるのすら躊躇われる。
「何だよ」
不機嫌な顔をするゆりかもめ。
そんな表情すら可愛いなんて、反則だ。
あっという間に壁際まで追いつめられる。
「これって、立場が逆じゃね?」
ようやくそれだけ言った。
にやりとした笑みは肉食獣のそれ。
「いいんだよ。お前は俺のだから」
そうして、押し当てられた唇は状況によらず柔らかくて甘かった。
武蔵野は目を疑うように、何度も瞬きを繰り返した。
目の前には、いつものミニスカートで仁王立ちするゆりかもめ。
それはいい。
それはいいんだけど。
頭の上に。
巨大なリボンが。
それも目が覚めるようなピンク。
突っ込んだ方がいいのか、スルーするのがいいか。
答えは出ないまま、フリーズして固まる。
「今日、お前の誕生日だよな」
「そうだけど」
頷くと、ゆりかもめは偉そうに胸を張った。
「俺が誕プレだ。喜べ」
「…………」
「何だよ、その顔。せっかく俺がやらせてやるって言ってんのに」
ずいっと迫ってくるので、思わず腰を引く。
いや、だって、いつも一方的にやるじゃん。
そんな言葉は巨大なリボンの迫力に白旗を上げる。
イヤホンを耳に突っ込んで聞かない振りをしようにも、ポケットに手を入れるのすら躊躇われる。
「何だよ」
不機嫌な顔をするゆりかもめ。
そんな表情すら可愛いなんて、反則だ。
あっという間に壁際まで追いつめられる。
「これって、立場が逆じゃね?」
ようやくそれだけ言った。
にやりとした笑みは肉食獣のそれ。
「いいんだよ。お前は俺のだから」
そうして、押し当てられた唇は状況によらず柔らかくて甘かった。
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今度の本はうつたかにしようか考えてるので、リハビリうつたかー。
目を閉じて、顔を寄せ合う。
ふと思いついて、目を開けた。
そうしたら、あいつも目を開けて見ていた。
「目を閉じてよ、高崎」
「お前だって、目閉じろよ」
「やだ」
「じゃあ、俺も目を開けてる」
しかし、至近距離で見つめ合うのは耐えられない。
それ以上、顔を近付けるのも恥ずかしい。
「お前、目を閉じろよ」
耐えかねてそう言うと。
「高崎が閉じてよ」
「何で、俺が」
あいつは小さく笑って囁いた。
「キスする寸前の高崎って、可愛いから」
目を閉じて、顔を寄せ合う。
ふと思いついて、目を開けた。
そうしたら、あいつも目を開けて見ていた。
「目を閉じてよ、高崎」
「お前だって、目閉じろよ」
「やだ」
「じゃあ、俺も目を開けてる」
しかし、至近距離で見つめ合うのは耐えられない。
それ以上、顔を近付けるのも恥ずかしい。
「お前、目を閉じろよ」
耐えかねてそう言うと。
「高崎が閉じてよ」
「何で、俺が」
あいつは小さく笑って囁いた。
「キスする寸前の高崎って、可愛いから」
長野さんと東北上官。
健全なので安心(何)
四月。
街には着慣れない制服やスーツに身を包んだ若者が溢れる季節。
どの業種も新人が入社してきた。
長野新幹線は見慣れない若者の前で困惑していた。
「関係者以外立ち入り禁止」の張り紙が貼られたドアの前。
そこに見たことがない顔の青年が立ちはだかっていた。
「だから、通してください。会議におくれてしまいます」
「だから、ここは立ち入り禁止なの。親は何処へ行ったの」
「ぼくは長野しんかんせんです。そこを通してください」
「またそんなことを言って。新幹線になりたいのはわかったから、さっさとパパとママのところへお帰り」
「だから、」
先刻から続く押し問答。
会議の時間が迫っており、長野新幹線はとても困惑していた。
今まで遅刻をしたことはない。
定時運行たれと東海道新幹線に強く教えられた。
そして、誰よりも早く着いていることにひそかな誇りを感じていた。
それが、こんなところで足止めなんて。
「ほら、早く行って」
猫を追い払うように言われて、悲しくなった。
自分は新幹線なのに。
何故この人は信じてくれないのだろう?
「ぼくは――」
もう一度口を開きかけた時、若者の背後のドアが開いた。
「あ、」
今度こそ泣きそうになった。
困惑ではなく、安堵で。
「長野」
そう呼んだのは東北新幹線だった。
それともう一人、年輩の男性を連れている。
「東北せんぱい!」
味方が現れたことで自然と笑みがこぼれる。
「この子供の知り合いですか?さっきから、入れろってうるさいんですが」
くだんの若者が年輩の男性に話しかける。
男性は顔色を変えた。
「子供とは何だ!この方は長野新幹線だ!」
それから、長野新幹線に向かって頭を下げた。
「申し訳ありません。入社したばかりで、知らなかったようです。おまえも謝れ!」
「……申し訳ありませんでした」
不承不承、若者も頭を下げる。納得はしていないようだった。
「それは今後気をつければいい。それより会議が始まる。行くぞ」
応じたのは東北だった。長野はその顔を見上げて頷いた。
「はい!」
背を向けた東北新幹線の後をついていく。
足早に歩く東北新幹線を懸命に追いながら、長野はぽつりと言った。
「……ぼく、おとなになりたいです」
揃いの制服を着ているのに、新幹線だと信じてもらえなかった。
それが悲しかった。
「…………」
東北新幹線が見下ろした。
「お前は新幹線だ」
「はい……?」
返事をしながらも、何を言っているのか分からなくて小首を傾げる。
「身なりは小さいかもしれないが、お前は立派な新幹線だ」
「…………」
長野は目をぱちくりと瞬いた。
東北は歩く速さを緩めた。それで、長野新幹線は東北新幹線と並んで歩くことができた。
「ぼく、りっぱですか?」
「お前ほどできた新幹線はないだろう」
「ぼくは、そんなには……」
「会議には誰よりも早く来ているし、報告書もやり直しはほとんどないだろう?」
「はい」
長野にとって、それらは当たり前のことで、何処が立派なのかよく分からなかった。
ただ東北新幹線が表情を緩めたので、それが嬉しかった。
「だから、お前が気に病むことはない」
「あ……、」
ようやっと東北が言いたかったことが伝わって、長野は大きく目を開いた。
「はい!」
だから、大きな声で返事をした。
と、突き当たりのドアが開いて、秋田新幹線が顔を出した。
「長野!よかった!」
「?何がですか?」
秋田新幹線は長野に走り寄った。
「いつも一番に来てる君がいなくて、それで東北が心配して探しに行ったんだよ」
「……え?」
長野新幹線は隣の東北新幹線の顔を見上げた。
「東北せんぱい……」
「もう会議が始まる。行くぞ」
東北新幹線は長野の肩に手を置いた。
長野はこれ以上ないといった最上の笑顔で頷いた。
「はい!」
前を向いた東北新幹線の横顔はいつもと同じ表情を浮かべていたが、長野は幸せな気持ちになった。
照れている時も同じ表情だと知っているから。
そして、揃いの濃緑の制服を着た三人は会議室に入って行った。
四月一日ですが、エイプリルフールではなく、新入社員ネタでした。
辻原さんは、子供→大人カプが好きっぽいです。
西武有楽町→西武池袋とか。
今更ですか。そうですか。
健全なので安心(何)
四月。
街には着慣れない制服やスーツに身を包んだ若者が溢れる季節。
どの業種も新人が入社してきた。
長野新幹線は見慣れない若者の前で困惑していた。
「関係者以外立ち入り禁止」の張り紙が貼られたドアの前。
そこに見たことがない顔の青年が立ちはだかっていた。
「だから、通してください。会議におくれてしまいます」
「だから、ここは立ち入り禁止なの。親は何処へ行ったの」
「ぼくは長野しんかんせんです。そこを通してください」
「またそんなことを言って。新幹線になりたいのはわかったから、さっさとパパとママのところへお帰り」
「だから、」
先刻から続く押し問答。
会議の時間が迫っており、長野新幹線はとても困惑していた。
今まで遅刻をしたことはない。
定時運行たれと東海道新幹線に強く教えられた。
そして、誰よりも早く着いていることにひそかな誇りを感じていた。
それが、こんなところで足止めなんて。
「ほら、早く行って」
猫を追い払うように言われて、悲しくなった。
自分は新幹線なのに。
何故この人は信じてくれないのだろう?
「ぼくは――」
もう一度口を開きかけた時、若者の背後のドアが開いた。
「あ、」
今度こそ泣きそうになった。
困惑ではなく、安堵で。
「長野」
そう呼んだのは東北新幹線だった。
それともう一人、年輩の男性を連れている。
「東北せんぱい!」
味方が現れたことで自然と笑みがこぼれる。
「この子供の知り合いですか?さっきから、入れろってうるさいんですが」
くだんの若者が年輩の男性に話しかける。
男性は顔色を変えた。
「子供とは何だ!この方は長野新幹線だ!」
それから、長野新幹線に向かって頭を下げた。
「申し訳ありません。入社したばかりで、知らなかったようです。おまえも謝れ!」
「……申し訳ありませんでした」
不承不承、若者も頭を下げる。納得はしていないようだった。
「それは今後気をつければいい。それより会議が始まる。行くぞ」
応じたのは東北だった。長野はその顔を見上げて頷いた。
「はい!」
背を向けた東北新幹線の後をついていく。
足早に歩く東北新幹線を懸命に追いながら、長野はぽつりと言った。
「……ぼく、おとなになりたいです」
揃いの制服を着ているのに、新幹線だと信じてもらえなかった。
それが悲しかった。
「…………」
東北新幹線が見下ろした。
「お前は新幹線だ」
「はい……?」
返事をしながらも、何を言っているのか分からなくて小首を傾げる。
「身なりは小さいかもしれないが、お前は立派な新幹線だ」
「…………」
長野は目をぱちくりと瞬いた。
東北は歩く速さを緩めた。それで、長野新幹線は東北新幹線と並んで歩くことができた。
「ぼく、りっぱですか?」
「お前ほどできた新幹線はないだろう」
「ぼくは、そんなには……」
「会議には誰よりも早く来ているし、報告書もやり直しはほとんどないだろう?」
「はい」
長野にとって、それらは当たり前のことで、何処が立派なのかよく分からなかった。
ただ東北新幹線が表情を緩めたので、それが嬉しかった。
「だから、お前が気に病むことはない」
「あ……、」
ようやっと東北が言いたかったことが伝わって、長野は大きく目を開いた。
「はい!」
だから、大きな声で返事をした。
と、突き当たりのドアが開いて、秋田新幹線が顔を出した。
「長野!よかった!」
「?何がですか?」
秋田新幹線は長野に走り寄った。
「いつも一番に来てる君がいなくて、それで東北が心配して探しに行ったんだよ」
「……え?」
長野新幹線は隣の東北新幹線の顔を見上げた。
「東北せんぱい……」
「もう会議が始まる。行くぞ」
東北新幹線は長野の肩に手を置いた。
長野はこれ以上ないといった最上の笑顔で頷いた。
「はい!」
前を向いた東北新幹線の横顔はいつもと同じ表情を浮かべていたが、長野は幸せな気持ちになった。
照れている時も同じ表情だと知っているから。
そして、揃いの濃緑の制服を着た三人は会議室に入って行った。
四月一日ですが、エイプリルフールではなく、新入社員ネタでした。
辻原さんは、子供→大人カプが好きっぽいです。
西武有楽町→西武池袋とか。
今更ですか。そうですか。
タイトル間違ってないですよー。
長野くんと東北さんです。秋田さんもいますよー。
「とうーほく!何してんの」
テーブルの前に頬杖ついて何やら考え込んでいる東北に、秋田が背後から近付いた。
その前には蓋の開いたチョコレートの箱。
丸いチョコレートが三列二段の計六個。
「チョコレート!?もらったの!?東北が!?」
秋田が驚いた声を上げる。
「ああ」
東北は短く応じる。
「へぇー、隅に置けないねぇ、東北も!」
しげしげと眺めていた秋田はちょっと東北の顔を見て。
「一個もらっていい?」
言うが早いか、端の一個を取って口の中に放り込んだ。
「あ」
「ひどいです!」
「へっ?」
東北が何か言いかけたのと、子供の甲高い声が聞こえたのは同時だった。
もごもごと頬にチョコレートを入れたままの秋田が振り返ると。
ふわふわの栗毛の子供が。
顔を真っ赤にして怒っていた。
「東北先輩も秋田先輩もひどいです!」
そう言って、くるりと背を向けて。
ばたばたと走って行ってしまった。
「……ねぇ」
ごくんと口の中のチョコレートを飲み込んだ秋田が。
「これって、もしかして」
「ああ」
「……長野が?」
「ああ」
頷く東北に秋田は怪訝そうに首を傾げた。
「僕、もらってないよ?東北だけ?」
「知らん」
と答える東北の横顔は何処か思案げ。
「……心当たりあるんじゃないの?」
「いや……」
そう言ったきり、黙ってしまう。
「東北?」
「…………」
しばらくして東北は手を出し。
チョコレートを一つ口に放り込んだ。
「……そんなに甘いものではないな」
そう呟いて、蓋をした。
「東北……ごめん」
「何を謝る?」
「いや、それはその……先に食べちゃったし」
「俺が言っておく」
「え?」
東北は立ち上がるとチョコレートの箱を大事そうに手に取った。
そのまま部屋を出ようとする東北に。
「そんな大事なら、食べられないようにしてよね!」
秋田の声に。
東北は振り返らずに右手を上げるだけで応じた。
「…………」
残された秋田は。
「あーっ!一個じゃあ足りないよ!僕も買ってこよっと」
足取りも軽く、東北とは違う方向へと向かっていった。
北陸×秋田が読みたいとついったでつぶやいてた結果がこれです。
長野時代から東北上官が好きだといいなぁ。
みんな好きだけど、東北上官にだけ「恋」とかさ。きゃあきゃあ。
しかし、上官はみんな書き慣れてないので、がくがくするぅ。
長野くんと東北さんです。秋田さんもいますよー。
「とうーほく!何してんの」
テーブルの前に頬杖ついて何やら考え込んでいる東北に、秋田が背後から近付いた。
その前には蓋の開いたチョコレートの箱。
丸いチョコレートが三列二段の計六個。
「チョコレート!?もらったの!?東北が!?」
秋田が驚いた声を上げる。
「ああ」
東北は短く応じる。
「へぇー、隅に置けないねぇ、東北も!」
しげしげと眺めていた秋田はちょっと東北の顔を見て。
「一個もらっていい?」
言うが早いか、端の一個を取って口の中に放り込んだ。
「あ」
「ひどいです!」
「へっ?」
東北が何か言いかけたのと、子供の甲高い声が聞こえたのは同時だった。
もごもごと頬にチョコレートを入れたままの秋田が振り返ると。
ふわふわの栗毛の子供が。
顔を真っ赤にして怒っていた。
「東北先輩も秋田先輩もひどいです!」
そう言って、くるりと背を向けて。
ばたばたと走って行ってしまった。
「……ねぇ」
ごくんと口の中のチョコレートを飲み込んだ秋田が。
「これって、もしかして」
「ああ」
「……長野が?」
「ああ」
頷く東北に秋田は怪訝そうに首を傾げた。
「僕、もらってないよ?東北だけ?」
「知らん」
と答える東北の横顔は何処か思案げ。
「……心当たりあるんじゃないの?」
「いや……」
そう言ったきり、黙ってしまう。
「東北?」
「…………」
しばらくして東北は手を出し。
チョコレートを一つ口に放り込んだ。
「……そんなに甘いものではないな」
そう呟いて、蓋をした。
「東北……ごめん」
「何を謝る?」
「いや、それはその……先に食べちゃったし」
「俺が言っておく」
「え?」
東北は立ち上がるとチョコレートの箱を大事そうに手に取った。
そのまま部屋を出ようとする東北に。
「そんな大事なら、食べられないようにしてよね!」
秋田の声に。
東北は振り返らずに右手を上げるだけで応じた。
「…………」
残された秋田は。
「あーっ!一個じゃあ足りないよ!僕も買ってこよっと」
足取りも軽く、東北とは違う方向へと向かっていった。
北陸×秋田が読みたいとついったでつぶやいてた結果がこれです。
長野時代から東北上官が好きだといいなぁ。
みんな好きだけど、東北上官にだけ「恋」とかさ。きゃあきゃあ。
しかし、上官はみんな書き慣れてないので、がくがくするぅ。
高崎駅に「高崎」ってお酒が売ってるんだよーてだけの話。
「宇都宮!」
「何だい、高崎」
呼ばれて振り返ると、酒瓶を押しつけられた。
「俺、ちょっと打ち合わせ入ったから、先にそれでやっててくれ」
「ふうん」
瓶を受け取って、しげしげと眺める。
「高崎?」
「俺の酒だぜ。だるまるも推奨してる」
「そう……」
「じゃ、俺行くから」
行きかけた高崎の耳に。
「これは、高崎の味なんだね☆」
「…………っ!」
高崎の動きが止まった。
「な、何言ってんだよ!」
「高崎、何か変な想像した?」
「するかっ!」
顔を真っ赤にした高崎はくるりと背を向けて立ち去ろうとする。
右手と右足が一緒に出てるのも気づいていないだろう。
宇都宮は声に出して笑った。
ついったでちょっと呟いた妄想を形にしてみましたー。
もっといかがわしくしても、よかったかもしれないが、後悔はしていない。
だるまる推奨かどうかはフィクションです。
「宇都宮!」
「何だい、高崎」
呼ばれて振り返ると、酒瓶を押しつけられた。
「俺、ちょっと打ち合わせ入ったから、先にそれでやっててくれ」
「ふうん」
瓶を受け取って、しげしげと眺める。
「高崎?」
「俺の酒だぜ。だるまるも推奨してる」
「そう……」
「じゃ、俺行くから」
行きかけた高崎の耳に。
「これは、高崎の味なんだね☆」
「…………っ!」
高崎の動きが止まった。
「な、何言ってんだよ!」
「高崎、何か変な想像した?」
「するかっ!」
顔を真っ赤にした高崎はくるりと背を向けて立ち去ろうとする。
右手と右足が一緒に出てるのも気づいていないだろう。
宇都宮は声に出して笑った。
ついったでちょっと呟いた妄想を形にしてみましたー。
もっといかがわしくしても、よかったかもしれないが、後悔はしていない。
だるまる推奨かどうかはフィクションです。